fc2ブログ

≫ EDIT

【雪雲】 週刊漫画ゴラク掲載作品 

なんと!4年ぶりのオリジナル作品ゲットです! 「週刊漫画ゴラク」(昭和48年8月31日号)掲載の【雪雲】。 この作品には「上意討ち侍」という副題がついています。  この「上意討ち侍」シリーズには、他に【静かなる日々】、【子育て女郎・前後編】、【変心の譜・前後編】、【波紋】という作品があります。

 「上意討ち」と聞くと無性に腹がたつという浪人者が旅の先々で上意討ちに関わる出来事に自ら首を突っ込んでいくという筋立てになっています。 さて、「上意討ち」が大嫌いという理由は…? この凄腕の浪人者の正体は…? この物語が何話あるのか、浪人者の過去が明かされたのか、興味は尽きませんが、なかなか探求できないのが現実です。

1973-08-30.jpg  1973-08-30t.jpg


探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2021/06/19 22:15 ]

≫ EDIT

【連載第72回】忍法かげろう・続忍法かげろう(東考社版/再録本) 

2018年1月18日より、不定期に連載してきました『護美之園 ~小島剛夕レトロスペクティブ』も本日の第72回を持ちまして完結いたしました。 素晴らしい資料を作成してくださった成瀬氏に改めて感謝申し上げます。 また、当サイト&ブログへの転載を快く承諾していただき本当にありがとうございました。

72-01.jpg  72-02.jpg

72-03.jpg

72-04.jpg 72-05.jpg 72-06.jpg


忍法かげろう(東考社版/再録本)

(解題)
東考社発行。 本編125ページ。 巻末の新刊広告に載っている本はすべて昭和41(1966)年に発行されたものなので、この「忍法かげろう」も同年に出版されたと考えられる。 昭和39(1964)年11月に加藤書店(青林堂)から「忍法秘話別冊」として出版された『忍法かげろう』と全く同一の内容。 加藤書店(青林堂)版では四段組だった原稿を再録するにあたって三段に組み直し、一コマ一コマを大きくブローアップしている。 そうすることで、127ページだったものが、二倍のページに増え、前後編二冊を可能とした。 貸本出版社ならではの凄い荒業だが、その代償として絵の見た目は非常に粗いものになってしまった。 再録だから、あらすじは割愛する。

続忍法かげろう(東考社版/再録本)

(解題)
東考社発行。 本編128ページ。 この「続忍法かげろう」も前編と同じく昭和41(1964)年に出版されたと考えられる。 前編同様に再録本なので、あらすじは省略する。

≫ EDIT

【連載第71回】夜の戦鬼 

71-01.jpg 71-02.jpg 71-03.jpg

71-04.jpg 71-05.jpg 71-06.jpg


(解題)
佐藤プロ発行。 本編92ページ。 昭和42(1967)年1月1日発行の『全国貸本新聞』第100号に掲載された新刊広告に拠ると、同年1月頃に出版された。 表題作の他に、佐藤まさあきによる「武士道無惨」(35ページ)が併載されている。 小島作品は、第一話「夜の戦鬼」と第二話「里入り忍」の二話から成り、柳生十兵衛が登場する以外、二つの話に関連性はない。 第一話「夜の戦鬼」は、講談社発行の月刊誌『ぼくら』昭和41年新年増刊号に諏訪栄名義で発表した「柳生忍群・十兵衛の目」を改題再録したものではないかと思われる。 第二話「里入り忍」が、書き下ろしなのか新作なのかは不明。 どちらの話も、過去の作品で見たようなシーンの焼き直しが目に付く。

(あらすじ)
第一話「夜の戦鬼」/とある藩に、柳生十兵衛が立ち寄った。 十兵衛の目的は、藩主が将軍家に対して謀反を企てているのを探ることだった。 それを悟った剣術指南役の井吹一剣と隠し目付の風之助は、十兵衛の真意を探りつつ、彼を倒す機会を窺うが…。
第二話「里入り忍」/父親が天草のキリシタン忍者であることを知った十吾。 死に際の父から天草四郎への密書を預かった十吾に柳生忍群が襲い掛かる。

(補足/by風かをる)
第一話は、成瀬氏の推測通り『ぼくら』掲載の「柳生忍群・十兵衛の目」を改題再録したものです。 参考のため「柳生忍群・十兵衛の目」の画像を載せておきます。 第二話に関しては似たようなストーリーはありますが、今のところ詳細は不明です。

71-12.jpg 71-07.jpg 71-08.jpg

71-09.jpg 71-10.jpg 71-11.jpg


≫ EDIT

【連載第70回】忍鬼赤不動 

忍鬼赤不動

70-1.jpg 70-2.jpg 70-3.jpg

70-4.jpg  70-5.jpg

70-6.jpg  70-7.jpg


(解題)
佐藤プロ発行。 本編86ページ。 昭和41(1966)年4月1日発行の『全国貸本新聞』第93号に掲載された新刊広告に拠ると、同年4月頃に出版された。 表題作の他に、鈴木洸史による「飢狼の河」(41ページ)が併載されている。 さて、この「忍鬼赤不動」も、ところどころに原稿を大きくブローアップして修正した跡があるため、前出の「忍法影一字」と同様に、書き下ろし作品ではなく、過去にどこかの雑誌に掲載された作品の再録ではないかと思われる。 だが、これに該当するオリジナル作品は何であるか、今のところ不明である。 また、この「忍鬼赤不動」は二話構成だが、第一話と第二話では、主人公が似ている以外、全く関連性がない。 火を使った忍法「赤不動」が登場するのは第一話。 この第一話には、又もや「風盗」と呼ばれる忍犬との戦いのエピソードが使用されている。 これはもはやマンネリと言わざるを得ない。 第二話は、秘巻を巡る柳生小四郎と真田忍者の死闘を描く。 第一話・第二話に共通して言えるのは、諏訪栄名義で描いたことを考慮に入れても、小島の手とは思えないほど酷く拙い絵だということ。 三洋社版『柳生忍群』第5巻と同様に、この「忍鬼赤不動」は誰か他の人物によって描かれたのではないか、と思うのだが…。

(あらすじ)
第一話/「風盗」と呼ばれる凶悪な忍者を倒す命が下った。 討伐隊の忍者は、野犬の群れとの壮絶な死闘を経て、ついに「風盗」の頭領と対峙する。
第二話/天皇より将軍家に下された秘巻を狙って、八人の真田忍者が動き出した。 秘巻を守る命令を受けた柳生小四郎は、真田忍者を迎え撃つ。

(補足/by風かをる)
第一話に関しては「A5判/柳生忍群2巻」の補足参照。 また、「忍鬼赤不動」の第二話は「剣豪画集・1」を参照してください。 基になった作品は「剣豪画集・2」に掲載された『幻法武芸帖/七人の忍者』だと思われます。 そしてこの作品は昭和37年8月15日発行の少年ブックに掲載された「忍者一番」の原稿をコマの大きさを変えたりして編集し直した再録です。 ただ、問題は「忍者一番」の作者が久慈あきらとなっていることです。 剛夕先生と久慈あきら氏の関係については、まだ整理しきれていないので改めて検証してみたいと考えています。 参考のため「忍者一番」の画像を載せておきます。

70-10.jpg 70-11.jpg 70-12.jpg

70-13.jpg 70-14.jpg 70-15.jpg


≫ EDIT

『昭和漫画館青虫』閉館 

えりのあ様よりお手紙をいただき、『昭和漫画館青虫』の閉館を知りました。 高野館長亡き後、奥様が志を継ぎ、『青虫』の運営にあたっていたと聞きました。 その後、奥様が体調を崩されたことから閉館に踏み切ったそうです。 5月末まではフェイスブックで奥様のメッセージを読むことができます。

ピノコさんと珍道中を繰り広げた『青虫』行き。 あれから13年の時が過ぎました。 もう一度この珍道中を再現したかったのですが、かなわぬ夢となりました。 高野館長が愛した数えきれないほどの青虫たちの行く末に幸あれと願ってやみません。
閑話 | TB(0) | CM(0) [ 2021/04/16 13:10 ]

≫ EDIT

【連載第69回】忍法 影一字 

忍法 影一字

69-01.jpg 69-02.jpg 69-03.jpg

69-04.jpg 69-05.jpg

69-06.jpg 69-13.jpg


(解題)
佐藤プロ発行。 本編109ページ。 『書籍雑誌卸月報』昭和41(1966)年1月号掲載の新刊広告に拠ると、同年1月頃に出版された。 表題作の他に、新人・ふじ雅樹による短編時代劇「ふるえる女」(18ページ)が収録されてい。 さて、この「忍法影一字」、ところどころに原稿を大きくブローアップして修正した跡があるため、書き下ろし作品ではなく、過去にどこかの雑誌に掲載された作品の再録ではないかと思われる。 だとすれば、主人公の少年忍者の名前が「ハヤト」であることから、講談社発行の月刊誌『ぼくら』昭和39年1月号と2月号に連載された「忍者ハヤト」を改題再録したのでは、と推測される。 しかし、私は「忍者ハヤト」を残念ながら今まで読んだことがない。 したがって、これは推測の域を出ないのである。 ご存じの方はどうか御教示願いたい。 ちなみに、「忍者ハヤト」も諏訪栄名義で発表された。 肝心の内容については、過去の作品の色々な設定やエピソードを机から引き出して詰め込んだ感があり、特に新味はない。 三洋社版『柳生忍群』以来、度々好んで用いられる「風盗」と呼ばれる忍犬との戦いのエピソードが、ここでも物語のクライマックスに使われている。

(あらすじ)
伊賀の里に生まれたハヤトと猿彦は、幼い頃から兄弟同然に仲が良かった。 二人とも忍者としての素質に優れていたが、その性格は正反対で、ハヤトが何事にも情けをかけるのに対して、猿彦は目的のためなら手段を選ばぬ冷酷さを持っていた。 ある日、猿彦は掟を破って伊賀の里から抜け出した。 上忍の子であるハヤトとは違い、下忍の子であるため出世が見込めないことを不満に思ったからであった。 思い止まるようハヤトは猿彦を説得するが、猿彦は去っていった。 三年後、逞しく成長したハヤトは「風盗」と呼ばれる忍者の退治を命じられる。

(補足/by風かをる)
成瀬氏の推測の通り、「忍法 影一字」は『ぼくら』に連載された「忍者ハヤト」を改題・再録したものです。 参考のため「忍者ハヤト」の画像を掲載しておきます。

69-08.jpg 69-09.jpg 69-10.jpg

69-11.jpg 69-12.jpg


≫ EDIT

【連載第68回】忍法かげろう(忍法秘話別冊) 

忍法かげろう(忍法秘話別冊)

68-01.jpg 68-02.jpg 68-03.jpg

68-04.jpg 68-05.jpg 68-06.jpg


(解題)
昭和39(1964)年11月30日に加藤書店(青林堂)から発行された。 本編127ページ。 奥付に「忍びのヒデト」という全く違うタイトルが記されている通り、この『忍法かげろう』は、実は、講談社発行の月刊誌『ぼくら』昭和39年3月号~6月号に連載された「忍びのヒデト」を改題して一部加筆したものである。 ちなみに、「忍びのヒデト」も諏訪栄名義で発表された。 豊臣秀頼の遺児・秀人と柳生忍者の死闘をスピーディーに描き、かなり楽しめる作品に仕上がっている。 柳生十兵衛に命じられて秀人を付け狙う「かげろう一族」なる七人の忍者の中に、デビュー作『かげろう殺法』と長編第二作『無明逆風剣』に登場する怪剣士・左文字典嶽(この『忍法かげろう』では左文字一剣)や、長編第四作『隠密黒妖伝』に登場するみみずく老人(この『忍法かげろう』ではみみずく道人)がいるのも小島ファンにとっては嬉しい限りだ。

(あらすじ)
大坂夏の陣で豊臣家が滅亡してから十年が経ち、大阪城落城の記憶もようやく薄れたある日のこと。 南伊豆の海辺で漁に励む少年がいた。 ヒデトという名のその少年は、実は豊臣秀頼の遺児であったが、本人はその事実を知らぬまま、傳役の忍者・音十に忍法を教え込まれ、表向きは漁師の子として育てられてきたのだった。 徳川幕府がそのことに感ずかぬはずはなかった。 柳生十兵衛とその配下の忍者たちが、ヒデトと音十を襲った。 音十は殺され、ヒデトは危ういところを凄腕の浪人・青葉三十郎に助けられる。 音十を喪ったヒデトは、青葉三十郎を慕い、立派な兵法者になることを夢見て、三十郎と共に旅立つ。 豊臣方の忍者・猿八は、二人の後を追った。 そして、柳生十兵衛とその配下の忍者達もまた…。

(補足/by風かをる)
参考のため、『ぼくら』連載の「忍びのヒデト」の画像を掲載しておきます。 全く同じ原稿であることが確認できます。  『ぼくら』では終わり方が少々物足りない感じがしますが、貸本版ではその部分を加筆しています。

68-07.jpg 68-08.jpg 68-09.jpg

68-10.jpg  68-11.jpg


 カレンダー
12 | 2022/01 | 02
- - - - - - 1
2 3 4 5 6 7 8
9 10 11 12 13 14 15
16 17 18 19 20 21 22
23 24 25 26 27 28 29
30 31 - - - - -
 プロフィール

風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

 月別アーカイブ
 QRコード
QRコード
 ブログ内検索