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長編大ロマンについて 

小島剛夕(以下敬称略)は昭和32~33年頃からつばめ出版から発行されていた「怪談」というA5判の単行本に時代物の短編、中篇を掲載していた。 「怪談」は大体4~5人の作家が30~40ページほどの作品を掲載している、いわゆるアンソロジーという形式の本である。 画力があり筆も速かった剛夕の作品は多くの貸本作家の中でも特に高い評価と人気を得ていった。

やがて「怪談」の増刊として「小島剛夕長編大ロマン」という副題をつけた剛夕一人から成る単行本が発行される。 第一作目が『花の炎』という作品である。 かなりの好評を博したらしく続いて第二作目の『赤い雲の峰』が発行される。 ただし、『花の炎』の巻末予告には『静こころなく・・・』となっている。

四作目の『落花の舞』までは背に大きく「怪談」と表示され、その下に作品名が書かれていた。 それが五作目の『濡れ髪草子』になると「怪談」の背文字がかなり小さく控え目になり七作目の『阿波の踊子』を最後に「怪談」の文字が消える。

ここで「小島剛夕長編大ロマン」は確固たる地位を確立し、併せて「怪談」に類する内容からも解き放たれたと思われる。 その後は歴史上の事件や出来事、歌舞伎など幅広くスケールの大きな題材を扱うようになった。 東映時代劇全盛時代に放映された題材と重なる所も多く見られる。
<この項、後日加筆、訂正の予定あり>
長編大ロマン | TB(0) | CM(0) [ 2007/01/10 22:06 ]
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風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長編大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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