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【連載第69回】忍法 影一字 

忍法 影一字

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(解題)
佐藤プロ発行。 本編109ページ。 『書籍雑誌卸月報』昭和41(1966)年1月号掲載の新刊広告に拠ると、同年1月頃に出版された。 表題作の他に、新人・ふじ雅樹による短編時代劇「ふるえる女」(18ページ)が収録されてい。 さて、この「忍法影一字」、ところどころに原稿を大きくブローアップして修正した跡があるため、書き下ろし作品ではなく、過去にどこかの雑誌に掲載された作品の再録ではないかと思われる。 だとすれば、主人公の少年忍者の名前が「ハヤト」であることから、講談社発行の月刊誌『ぼくら』昭和39年1月号と2月号に連載された「忍者ハヤト」を改題再録したのでは、と推測される。 しかし、私は「忍者ハヤト」を残念ながら今まで読んだことがない。 したがって、これは推測の域を出ないのである。 ご存じの方はどうか御教示願いたい。 ちなみに、「忍者ハヤト」も諏訪栄名義で発表された。 肝心の内容については、過去の作品の色々な設定やエピソードを机から引き出して詰め込んだ感があり、特に新味はない。 三洋社版『柳生忍群』以来、度々好んで用いられる「風盗」と呼ばれる忍犬との戦いのエピソードが、ここでも物語のクライマックスに使われている。

(あらすじ)
伊賀の里に生まれたハヤトと猿彦は、幼い頃から兄弟同然に仲が良かった。 二人とも忍者としての素質に優れていたが、その性格は正反対で、ハヤトが何事にも情けをかけるのに対して、猿彦は目的のためなら手段を選ばぬ冷酷さを持っていた。 ある日、猿彦は掟を破って伊賀の里から抜け出した。 上忍の子であるハヤトとは違い、下忍の子であるため出世が見込めないことを不満に思ったからであった。 思い止まるようハヤトは猿彦を説得するが、猿彦は去っていった。 三年後、逞しく成長したハヤトは「風盗」と呼ばれる忍者の退治を命じられる。

(補足/by風かをる)
成瀬氏の推測の通り、「忍法 影一字」は『ぼくら』に連載された「忍者ハヤト」を改題・再録したものです。 参考のため「忍者ハヤト」の画像を掲載しておきます。

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Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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