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【連載第59回】小島剛夕長篇大ロマン47 菊之助格子 

47 菊之助格子(弁天小僧②)

(解題)
つばめ出版発行。 本編130ページ。 昭和41(1966)年6月頃に出版された。 名作歌舞伎を見事に作り変えた大作の完結編。 名アシスタント・西村つや子のサポートを得て、小島剛夕の絵筆はますます快調。 米の買い占めを企む豪商「能登屋」と「白波五人男」の対決、弁天小僧菊之助と田川家の姫との切ない恋、黙阿弥親娘の再会、「白波五人男」を捕らえよと命じられた同心・むっくり大八の探索、将軍家連枝の暴君・松平長四郎と「白波五人男」の最終決戦など、見どころ満載で興趣は尽きない。 江戸の粋と洒落が全編にわたって花咲いた、時代劇の王道を行く傑作である。

(あらすじ)
松平長四郎は、将軍の甥であることを笠に着て、横暴の限りを尽くしていた。 そんな彼の狼藉に従わなかったのは、田川家の姫君と、菊之助ら「白波五人男」の面々だけだった。 南町奉行所同心・むっくり大八は、居候・おあきが捜す菊之助こそ「弁天小僧」ではないかと睨む。 折しも、米の値段が暴騰の一途を辿っていた。 その原因は、悪徳商人「能登屋」による米の買い占めだった。 「能登屋」は、松平長四郎の庇護の下、あくどい商売で暴利を貪っていた。 菊之助ら「白波五人男」の面々は、さらなる米の買い占めを企む「能登屋」を騙して破滅に追い込み、米の値段を暴落させて江戸の庶民を食糧難から救う。 ところが、将軍家からの拝領刀を担保に「能登屋」から金を借りていた田川家にとっては、これが仇となった。 闕所(けっしょ)となって財産を没収された「能登屋」から拝領刀を手に入れた松平長四郎は、拝領刀と引き換えに姫君をよこせ、と田川家を脅すのだった。

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風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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