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刃・4【剣と心に宿るもの】 

刃4  刃4-扉絵  刃4-目次
つばめ出版 昭和34年9月発行
『剣と心に宿るもの』
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<全日本人気作家特集号>

・この剣語らず(社領系明)
・無明剣(久慈あきら)
・残月恩讐峠(鹿野はるお)
・剣に情あり(藤井博文)
・黒雲飛燕蹴(清水良)
・剣と心に宿るもの(小島剛夕)17P



舟島(巌流島)に小次郎は武蔵を待ち続けていた。いつか必ず決しなければならない宿命の対決。天下無敵はいずれか・・・!? 一方武蔵は舟島に向かう小船の中で戦いに明け暮れてきた日々を心静かに振り返っていた。そう天下無敵であるためにどれくらいの人々の命を奪ってきたことか。


敗れてはならない・・・無敵であるために駆け引きも用いた。吉岡伝八郎、そして吉岡又七郎も・・・又七郎はわずか十歳足らず。しかし剣の道に情けは無用。又七郎の初太刀を眉間に受けたのがせめてもの死に行く者への手向けだった。


やがて沢庵和尚から禅の教えを受け、人の命の尊さを知った武蔵は山にこもり観音像を刻むようになった。しかし今、また若い命を奪おうとしている武蔵・・・。「船頭、このカイをもらうぞ。」武蔵はカイを削り続けた。小次郎の命を散らせんがために。しかし、それは無駄だった・・・・。


以来、武蔵は二度と試合をすることがなかったという・・・。

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風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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