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怪談9 【ある城主の死】 

昭和34年3月頃の発刊と推測されます。

<怪談9>
・禁じられた館(浜慎二)
・ある城主の死(小島剛夕)28P
・妖怪博士(清水良)
・この部屋に呪いあり(山梨幸二)
・骸骨の家(古賀申策)

※表紙・本文、カラーコピーにて所有
※画像クリックで大きな画像がご覧いただけます。


怪談9 怪談9(口絵) 怪談9(扉絵)




前城主である鬼頭山城守友矩が将軍家に対し謀反を企んだ罪で非業に果ててから荒れるに任せていた城に新しい城主、戸高公が着任した。その日から友矩公の呪が新城主に降りかかることになるのである。若君の事故死、深くよどんだ無気味な池に次々と身を投げる腰元。戸高公は日夜呪の声を聞き、やつれてゆく。


若君の事故死の責任を取り切腹して果てた兄の無念を晴らすべく呪の秘密に立ち向かう菊之介であったが、自らも呪にかかり狂ってしまう。


やがて日光東照宮の参詣の帰路、将軍が戸高城に立ち寄る日が近づいてきた。名誉あるその日のために城内の建具、畳はもとより天井まで新しくして検分役を迎える。


検使役を案内して廻る戸高公の前に狂った菊之介が・・・!菊之介の呪の言葉に逆上した戸高公は一刀の下に菊之介を切り捨てる。しかしその刀は菊之介の身体とともに柱を両断していた!地響きとともに落ちてくる天井・・・。


謀反の疑い有りとして戸高公は切腹を命じられる。切腹の場に現れた友矩公の亡霊に・・・。


【資料】
結末の部分は時代劇でもよく取りあげられる「宇都宮吊り天井事件」にヒントを得ていると思われる。またこのストーリーは膨らみを持たせ、長篇大ロマン『幽鬼の城』として書き直されている。

怪談 | TB(0) | CM(0) [ 2007/01/29 21:04 ]
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Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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