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濡れ髪草紙 6 


濡れ髪草紙   濡れ髪草紙-口絵
「濡れ髪草紙」 昭和36年10月 怪談
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この話は「番町皿屋敷」を下敷きにして、武士としての名分、体面を重んじるか、腰元菊との純愛に生きるかで苦悩する白柄組の青山播磨の物語。お菊に心を疑われた播磨のやり場の無い怒りとその菊を切ってしまった自責の念。ラスト、菊の墓に瀕死の重傷を負いながらたどりつく播磨の真心が泣ける・・・。

播磨が果てて3年の月日が流れ、二人の墓が並んで建つ寺の住職がつぶやく・・・「あれほどの重傷で、どうしてこの墓地の階段をのぼってきたのか・・・」息絶えた播磨の手には一本の菊の花がしっかりと握られていた。この世で結ばれなかった菊と播磨はもう未来永劫離れることはない。




庭の千草も虫の音も
消えて淋しくなりにけり
ああ白菊 ああ白菊
ひとり哀しく散りにけり
死んで結ばれる・・・。

やはり、生きて結ばれたいですよね。でも、そこが美しい由縁でしょうか。

芽ばえては散りゆくが人の世・・・
秋は見せてくれる落葉もて・・・ ・・・ ・・・
人の世の哀しさはかなさを・・・
濡れ髪むなし落葉散る・・・ ・・・ ・・・
長編大ロマン | TB(0) | CM(0) [ 2007/01/16 16:30 ]
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Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長編大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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