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【連載第38回】小島剛夕長篇大ロマン26 歸去来峠  

26 歸去来峠(小島剛夕・名作劇場1)

(解題)
つばめ出版発行。 本編146ページ。 昭和38(1963)年8月頃に出版された。 『書籍雑誌卸月報』では7月の出版予定。 本文扉のタイトルは「帰去来峠」となっている。 これまで25巻を数えてきた甘美で華麗な「長篇大ロマン」シリーズをさらに発展させるべく、強い野心と意気込みをもって創刊された「小島剛夕・名作劇場」の第一弾。 巻末の「創刊のことば」の中で、小島は、「この『名作劇場』は『豪壮時代劇』を描くことに主力を傾けている」と語っている。 無二の親友が敵同士となって刃を交えることになる悲劇を壮大なスケールと抜群の語り口で描写。 過去に描いた作品からのモチーフやアイディアが所々に鏤められたこれまでの集大成的作品。 後編の『修羅無常』ともども一気に読ませる。

(あらすじ)
九州・薩摩藩のお話。 卯月小七郎と風見修平は、幼い頃から無二の親友であった。 しかし、父が伊賀組に属する公儀隠密であったことを修平が知った時、二人の友情は無惨にも消え失せる。 受け容れざるを得ない宿命として隠密の役目を背負った修平は、甲賀組隠密の襲撃に乗じて、鹿児島城内に秘蔵される神君家康公直々のお墨付きの奪取に成功する。 だが、その混乱の中で、修平は図らずも恋人梢の父を斬ってしまう。 友情・信頼・忠義を踏み躙った修平に対する小七郎の怒りは凄まじかった。 秘文書を携え江戸への帰路を急ぐ修平が帰去来峠に差し掛かった時、修羅の鬼と化した小七郎が行く手を遮った。

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プレスリリース 

先日、風かをるのもとに1通の封書が届きました。

「プレスリリースのご案内」という書類とともに『小島剛夕没後20年 全世界に向けて原画を公開』というお知らせが同封されていました。 漫画のアカデミー賞と呼ばれる米国アイズナー賞を受賞し、漫画家の殿堂入りを果たしたのは2004年のことです。 そして今年2020年は剛夕先生の没後20年に当たります。(2000年1月5日没) 没後20年の節目を迎えて剛夕先生の残された偉大な功績を全世界に向けて発信していくというお知らせです。

その窓口として「合同会社ごうせきプロダクション(著作権管理会社)」が設立されました。 これからは日本のみならず全世界へ剛夕先生の作品を発信していくそうです。 会社の設立に併せてサイトも開設されました。(Goseki Kojima 小島剛夕

そのサイトには、風かをるが運営している『小島剛夕の世界』へのリンクも張られています。 長い時間をかけてコツコツと積み上げてきた『小島剛夕の世界』です。 たくさんの方々からのご協力も大きな力となりました。 「継続は力なり」、この言葉を今一度心において地道に更新していきたいと思っています。

北米を皮切りに原画展示、リトグラフ、アート関連商品等を全世界で公開、発売していくとの記載もありました。 今後の「合同会社ごうせきプロダクション」の活動に期待しています!
閑話 | TB(0) | CM(0) [ 2020/02/15 13:55 ]
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 プロフィール

風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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