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【連載第32回】小島剛夕長篇大ロマン20 明暗まんじ笛 

20 明暗まんじ笛

(解題)
つばめ出版発行。 本編158ページ。 昭和38(1963)年2月頃に出版された。 『書籍雑誌卸月報』では1月の出版予定になっている。 デビュー作『かげろう殺法』や『雨のおらんだ坂』と同じ流れを汲む作品。 登場人物や時代背景の設定において、前記二作品と類似する点が多く、新味に乏しい。 キリシタンと因縁浅からぬ出生の秘密を持つ天知千四郎が主人公。 記念すべき第20作目ということで、大幅に増ページされた。 第25巻『折鶴影法師』まで増ページは続く。

(あらすじ)
島原の乱の鎮圧から二年が経った。 「まぼろし若衆」と呼ばれる謎の剣士によって旗本が惨殺される事件が頻繁に起こった。 暗い出生の秘密を持つ天知千四郎の親友若木十内も「まぼろし若衆」の刃に斃れる。 千四郎は、事件の真相を探るうちに、背後にキリシタンの残党の影を見付け、やがて、自らの出生の秘密を知ることになる。

(補足/by風かをる)
カテゴリ『長篇大ロマン』、「明暗まんじ笛」参照

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刃・5【白魔】 

久々に探求本ゲットのお知らせです。 

刃・5【白魔】 つばめ出版 昭和34年10月頃発行されたと思われます。 まだ絵柄が丸っこく「まんが」と言う感じの絵柄です。 この作品の主人公は佐久間象山暗殺で有名な人斬り彦斎と呼ばれた「河上彦斎」です。 <長篇大ロマン【加茂川ちどり】(昭和40年)にも登場します。>

この【白魔】は後年青年誌に描きなおしています。 昭和42年9月発行のコミックmagazine掲載【白い暗殺者】と言う作品です。 コマワリも良く似ていてほぼ忠実に描きなおされています。 ただ、彦斎の恋人の扱いが二作品で大きく異なっています。 【白魔】のラストは恋人の「鈴香」(【白い暗殺者】では「お雪/うす雪」)は斬りあいを止めに入り、斬られてしまいますが、【白い暗殺者】のお雪は彦斎の帰りを待つシーンで終わっています。 参考用に【白い暗殺者】の画像も併せてアップしておきます。

『刃・5』本体の画像はサイトにてご確認下さい。

刃・5 【白魔】
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コミックmagazine 【白い暗殺者】
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【連載第31回】小島剛夕長篇大ロマン19 浪花歌行燈 

19 浪花歌行燈

(解題)
つばめ出版発行。 本編126ページ。 昭和38(1962)年1月頃に出版された。 幕末を舞台にした「燈(ともしび)シリーズ三部作」の最終作。 新撰組隊士・原田左之助を主役にした一編。 しかし、その人物設定は、史実と全く違うものである。 このお話の原田左之助は、鳥羽伏見の戦いに敗れた後、新撰組から脱走、恋人と結婚して、日清戦争後まで存命したことになっている。

(あらすじ)
原田左之助は、父の遺言を守って武士の身分を捨て、商家に奉公していた。 幕府の役人であった父は、薩摩藩の横暴により詰腹を切らされて死んだのだった。 左之助の心には薩摩藩への深い恨みが遺されていた。 奉公先の菱屋は、大坂・船場の大店だった。 一人娘のお京は左之助と恋に落ちるが、周囲の反対により二人は別れさせられる。 菱屋を追い出された左之助は、旧知の伊東甲子太郎を頼って京都・壬生の新撰組に入隊し、幕末の血生臭い風の中を突き進むことになる。

(補足/by風かをる)
カテゴリ『長篇大ロマン』、「浪花歌行燈」参照

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 プロフィール

風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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