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【若衆しぐれ】 

別冊漫画アクション10月10日号 若衆しぐれ・2
別冊漫画アクション 昭和45年10月10日号 【若衆しぐれ・その2】
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【紅だすき素浪人/3話】から始まり、【若衆しぐれ/3話】【元禄花見踊り/2話】【さむらい雪化粧/3話】と全部で11話から構成された忠臣蔵ものです。 掲載は『別冊漫画アクション』で後に文庫本にまとめられました。

それぞれ「堀部安兵衛」「大石主税・矢頭右衛門七」「不破数右衛門」「毛利小平太」を中心において物語を構成しています。 長篇大ロマンの読者はすでにお気づきとは思いますが、これらの作品は貸本時代に『純愛忠臣蔵シリーズ』として同タイトルで発行された作品を書き直したものです。

なお、文庫本の『剛夕忠臣蔵』についてはまたの機会に触れたいと思います。

探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2011/05/11 11:17 ]

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【黎明のあらし】 

別冊漫画アクション1月10日号 黎明のあらし
別冊漫画アクション 昭和45年1月10日号【黎明のあらし】
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この作品は長い間存在のみ確認していて内容が不明で気になっていたものです。 表紙を見てすぐに長篇大ロマン「春秋走馬燈」を書き直した作品だということがわかりました。 長篇大ロマンが発行されてから16冊目の作品で昭和37年9月頃の発行になります。

探求日誌の長篇大ロマンのカテゴリでご紹介する予定ですが、内容をざっくりと記しておきます。 ・・・言い交わした女性を姦計を持って主人に奪われ、死に追いやられた主人公が復讐のため主人の元を訪れます。 その主人の妻が自分の恋人に瓜二つでした。 その女性のためにも復讐を諦めようとした主人公でしたが主人に抵抗されやむなく死に至らしめます。

時は明治維新を控えて世情が大いに不安定でした。 その後、恋人によく似た女性を故郷に送り届けるため二人の道中が始まります。 夫の仇となる主人公ですが女性の心にも主人公の心にも愛が芽生え・・・。 最終的には長い年月を経て結ばれるという後味のよい物語です。

サイトの「漫画アクションの部屋」(表紙絵)更新しました。

探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2011/05/06 10:29 ]

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【子連れ狼】 

これからしばらくはM・F氏からお譲りいただいた作品をご紹介していきます。

週刊漫画アクション9月10日号  新連載・子連れ狼
週刊漫画アクション 昭和44年9月10日号【子連れ狼】新連載
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小池一雄(一夫)氏原作による【子連れ狼】は「週刊漫画アクション/双葉社」で昭和44年9月10日号から連載された不朽の名作です。 そしてその人気は『小島剛夕』の絵があってこそのものだということはファンのみならず誰もが認めるところだと思います。 

昨年の三人展(原画展)で、【子連れ狼】連載時の興味深いお話など、長い間『小島剛夕プロ』のチーフアシスタントをされていた西村つや子(現・吉留つや子)氏から伺うことができたことは大きな収穫でした。 

【子連れ狼】は本誌連載のほかに雑誌版、単行本、文庫本、さまざまな形で再販されています。 連載最終回は昭和51年4月1日号「腕/後編」です。 最終回の感動は何度読み直しても涙があふれます。 リアルタイムに手に汗を握って次週を待ちわびた身にはすべての恩讐が氷解して涙とともに流れ去る納得の最終回でした。

それだけに「新・子連れ狼」が始まったときは「何故!?」と叫んだものです。(笑) それでも連載中に掲載誌を一冊だけ購入し絵柄のみ確認しました。 好き嫌いは別にして私個人の考えとしては【子連れ狼】はあの劇的な最終回で終わり、続きは作ってはいけないと今でも考えています。 剛夕先生がご存命で続きのお話があったらお断りしていたと信じます。 もちろん異論はあると思います。 あくまでも貸本時代から先生の作品を誰よりも多く読んできたという自負からの感想です。

探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2011/05/04 22:38 ]
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風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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