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コミックmagazine【柳生忍群 使命】 

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 『小島剛夕の世界』で【柳生忍群】というキーワードを検索すると古くは昭和35年頃、三洋社から発行された貸本「柳生忍群二、四、五巻」がヒットします。次に昭和44年後半からのコミックmagazineの【柳生忍群】が数多くヒットします。同じコミックmagazineに掲載の【土忍記】という作品の中にも「柳生忍群からの三人の逃亡者を描く!」という説明文が出てきます。(昭和43年)

今回久々にヤフーオークションでゲットしたコミックmagazine【柳生忍群】には「厳しい掟に縛られた非情の世界に生きる男達を追及する新シリーズここに登場!!」とありますのでこの「使命」が第一回目だと考えられます。内容的にも貸本時代の作品を下敷きに深く掘り下げ発展させている場合が多いようです。

柳生関連のシリーズはこの他にも週刊漫画アクション掲載の「柳生陰ノ流レ」があります。例えば貸本の【柳生忍群】には「宿命」というサブタイトルが付いた話がありますし、コミックmagazineの【柳生忍群】には「陰ノ流レ」という巻があります。

青年誌だけではなく少年誌も加えれば柳生(主に十兵衛ですが)関連の作品はかなりの数になります。それぞれの作品が微妙に入り組んでいますのできちんと検証しないとストーリーがごっちゃになってしまいます。あるていど作品がまとまった段階で少しずつ整理をしなければと考えているこのごろではありますが・・・とにかく蒐集した本を場所を確保した上で並べることからはじめなければなりません。雑誌類は未だにほとんどが段ボール箱の中で泣いています。(汗)


探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/30 22:19 ]

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『彷書月刊』8月号 

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「貸本マンガ史研究」という雑誌に原稿を掲載していただいてから、貸本マンガ史研究会とのお付き合いが続いています。2ヶ月ほど前『彷書月刊』という雑誌に三宅秀典氏が「貸本マンガのなかの幽霊」という原稿を掲載するに当たり、剛夕作品をはずすわけにはいかないと問い合わせのメールをいただきました。剛夕作品蒐集家というにはまだ遠い風かをるですが嬉しいメールでもありました。

幽霊といえば「怪談」「オール怪談」での剛夕作品です。ほとんど全てが幽霊関与の作品といっても過言ではないでしょう。古典から題材を求めているものも数多く見受けられ、それがまた作品の質を高めています。「子連れ狼」は確かに名作です。何度も読んでは号泣しました。でも、それでも私は「長篇大ロマン」の大ファンであり、「怪談」「オール怪談」での短編作品が大好きです。

玄人受け、マニア受けする作家といえば「白土三平」「楳図かずお」「水木しげる」「平田弘史」諸先生の名前がすぐに浮かんできます。でもそこになかなか「小島剛夕」の名前が出てこないのも現実です。今回、『彷書月刊』に掲載された原稿の中で剛夕先生の作品が評価されたということに心から喜びを感じています。ご興味をお持ちの方はぜひ一度ご覧ください。今回の特集は【魂は冥土にありながら・・・日本の幽霊】です。夏にぴったりですね。

今回ご紹介の『彷書月刊』は神田の古本屋さんでは大体扱っているそうですが、こちらを参考にご注文ください!次号は昭和30年代の少女マンガの特集だそうです。これも興味津々です。(喜)

閑話 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/29 21:09 ]

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オール怪談・52【居待月】 

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画像はマンチュウ様提供(『漫画図書館青虫』にて撮影)
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昭和39年5月発刊

「これは武士道に恥じることかもしれぬ・・・しかし・・・幸せうすい娘が永い間待ちつくした幸せのためなら・・・あえて邪剣もふるうのだ・・・」
待ちに待った娘の喜びの日、居待ちの月の霧月の中にふるった剣は何をまねいたか・・・

探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/24 17:52 ]

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オール怪談・41【糸ぐるま】 

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画像はマンチュウ様提供(『漫画図書館青虫』にて撮影)
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昭和38年4月発刊

この作品は【忍法帖・2】掲載『糸ぐるま』の再録です。詳細は「その他・貸本時代の作品/2007年2月25日」をご覧ください。

探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/22 17:08 ]

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【漫画図書館青虫】行-顛末記 

マンチュウさんから『漫画図書館青虫』のお話を伺い、たくさんの画像をいただいてから、密かに期するところがありました。それは年二回、恒例になっているピノコさんの実家への里帰りを利用して二人で『青虫』へ出かけるといことでした。ピノコさんと知り合ったそもそものきっかけは『小島剛夕の世界』です。ピノコさんも『青虫』に大きな関心と期待を持っていたのです。

かなり遠方に住んでいるピノコさんですが、話はトントン拍子に進み・・・。いや、実際はいろいろとありました。目的地までの交通がかなり大きなネックになったのです。なにしろ『青虫』のある只見駅へ行く只見線が一日に4~5本しかないのです。現地に1泊、ピノコさんは実家からの帰りにビジネスホテルに1泊、さらにわが家に1泊という予定で何とか『青虫』で十分な時間が取れるという計算でした。

旅館も予約し、いよいよ『青虫』の館長さんに前もってご連絡をしようとメールを書き始めたとき・・・!二階から長女が駆け下りてきました。「柏崎が大変なことになってる!」その直後、私の実家からも電話がありわが家はちょっとしたパニックになりました。

パソコンを開ける前に嫌な揺れが長く続いていたのですが、まさか震源地が柏崎だとは想像もしていませんでした。

閑話 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/19 23:52 ]

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オール怪談・40【おぼろ忍法・埋れ木】 

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画像はマンチュウ様提供(『漫画図書館青虫』にて撮影)
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昭和38年3月発刊

「なぜ・・・なぜ来たのだ 生きて帰れぬとわかっていながら・・・」
「ひとことのお言葉におぼろは掟も命をもすてるつもりで来たのです」
忍び・・・非情冷酷のきびしい性であるはずの女忍者が常人並みの心で歩んだその道の果ては?


探求日誌 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/14 18:14 ]

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オール怪談32【夜の河霧】 

オール怪談32   オール怪談32-口絵
オール怪談32  【夜の河霧】
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(S37/7)掲載作品

・俺の顔が笑う時(いばら美喜)
・夜の河霧(小島剛夕)
・スペードの女王(北風三平)
・ある決闘(古賀しんさく)

画像はマンチュウ様提供(『漫画図書館青虫』にて撮影)

オール怪談 | TB(0) | CM(0) [ 2007/07/04 15:43 ]
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風かをる

Author:風かをる
その旅は昔々店じまいをした貸本屋さんから譲っていただいた数冊の「長篇大ロマン」から始まりました。
小島剛夕作品に魅せられてン十年。果てしない探求の旅が続いています。

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